先日、以下のニュースがネットに載っていました。
消費者庁は...、育毛剤「BUBKA ZERO」(ブブカゼロ)が、一部の広告で、根拠がないのに短期間で効果が得られると宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)として、販売会社の「T.Sコーポレーション」(東京都港区)に再発防止などの命令を出した。...「たった2カ月で髪がフサフサになった」などと書かれた広告(成功報酬型のアフィリエイト)がニュースサイトに表示された。同庁が根拠を確認したところ会社側は合理的なデータを示せなかった。
要は、根拠がないにもかかわらず発毛効果があるかのような誤解を与える広告を出していたということで、違法と判断されたということです。
しかし、このようなことをしているのはBUBKAの会社だけではないでしょう。他の多くの育毛剤の販売会社が同様のことをしています。「人はコンプレックスを抱えると怪しい情報も信じてしまう」という心理状態を利用するかのような広告を出しているのです。
でも、今回、BUBKAの広告が問題となったことで、今後はそのような広告を出しづらくなるかもしれません。
今世に出ているほとんどの育毛剤に発毛効果はありません。「人間に対して発毛効果がある」という合理的なデータが存在するのは、「ミノキシジル」という成分が入ったものだけです。
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記事の最終更新日:2021年5月17日