心と体の関係を考えるブログ

過敏性腸症候群(IBS)と20年向き合った経験や最近になって慢性化しかけた腰痛に苦しんだ経験を通して、心と体の関係に興味を持つようになりました。調べて学んだことや経験したことを記事にしています。

幸福感を高めれば長生きができる―イリノイ大学のエド・ディーナーのポジティブ心理学

幸福感を高めれば長生きができる―イリノイ大学のエドディーナーのポジティブ心理学
イリノイ大学のエド・ディーナー博士は、これまでに公表された幸福と寿命に関する160本以上の調査研究論文を分析して、幸せであることが、平均して9.4年の長生きにつながる、という結論を導き出しています。では、人はどうやったら幸福感を高めることができるのでしょうか?

幸福感を高めると平均9.4年長生きできる

幸福感を高めると平均9.4年長生きできる

エド・ディーナーは「ポジティブ心理学」、つまり通常の人生をより充実したものにするための研究をしている学者の一人です。彼は、大学生を40年追跡調査した研究や、9万人近い40~69歳の男女を対象にした研究などの106の調査研究の論文を分析して、幸せな人は不幸せな人に比べて理論上平均9.4年も長生きできるという結論を出しました。

 

もし、この結論が正しいとすれば、心の状態は身体の健康にかなりの影響を及ぼすということになります。以前の記事でも書いた通り、「心が病めば体も病む」し、「心が健康になれば体も健康になる」のです。

ibsibs.hatenablog.com

 

どうすれば幸福感を高めることができるのか

どうすれば幸福感を高めることができるのか

幸福感を高める効果的な方法は、「人に親切にすること」です。

 

カリフォルニア大学の心理学者のソニア・リボムスキーの研究では、週に1回、誰かに親切にすると幸福度が上がるという結果が出ました。親切の内容が毎回同じだと効果が薄れ、変化に富むと効果が高まるそうです。

 

また、「嫌われる勇気」で有名のアドラー心理学では、「貢献感こそが人を幸福にする」とされています。

 

イエス・キリストも「受けるよりも与えるほうが幸福である」という言葉を残しています。

 

人から何か親切をしてもらったりプレゼントをもらったりするといい気分になりますが、自分が他の人に親切にするとそれとは違った質の幸福感を感じるというのは、誰もが認めることはではないでしょうか。そして、以上の人たちが悟ったことからすれば、人に与えることで得られる幸福感は、人から受けることで得られる幸福感よりも大きいということです。

 

今は自己中心的な人が多くなっていると言われています。極端に言えば、自己中心的な人は自分の利益を最優先に考えて、ほかの人が不幸になっても自分が幸福になれればそれでいいと考えていると思いますが、皮肉なことに、そのような生き方をしても利他的な人よりも幸福になることはできないのです。

 

そして、人からよくしてもらうことをいくら願ってもそれを自分でコントロールすることはできません。でも、人に親切にするかどうかは自分の意志で決められることです。この意味でも、受けることを考える生き方よりも、与えることを考える生き方の方が優れていると言えるでしょう。

 

記事の最終更新日:2020年10月11日