ドライヤーできちんと髪を乾かすことが薄毛対策になるという説があり、薄毛対策という宣伝文句で販売されているドライヤーも存在します。では、ドライヤーは本当に薄毛対策になるのでしょうか?
ドライヤーが薄毛対策になるという根拠
ドライヤーで髪を乾かさなで髪が濡れたままにしていると、雑菌が繁殖して、頭皮環境によくないそうです。そのため、ドライヤーできちんと髪を乾かさないと抜け毛が増える、ということが言われています。
また、ドライヤーの中には、何らかのイオンを放出することで頭皮に潤いを与えて、それが抜け毛を防いでくれるというようなことを売りにしているものもあります。
ドライヤーが薄毛対策になるのは本当か?
髪を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖してよくないというのは何となくわかる気がします。でも、それだけで抜け毛がすごい増えるということはないでしょう。濡れたままにするよりはドライヤーで乾かした方がいいと思いますが、それでハゲや薄毛を予防できるわけではないと思います。
そもそも、男性の薄毛の原因のほとんどはAGA(男性型脱毛症)です。そして、AGAはジヒドロテストロンという悪玉ホルモンによって発症します。しかし、ドライヤーを使う習慣とこの悪玉ホルモンの発生には何の関係もありません。このことからも、ドライヤーで髪を乾かすようにしたからといって薄毛にならなくて済むということはない、ということが分かります。やらないよりはやった方がいいと思いますが、薄毛対策としての効果はごくわずかでしょう。
また、ドライヤーが発する〇〇イオンが頭皮環境を整える、という話ですが、仮にそれに頭皮環境を整える効果があるとしても、髪の量に与える影響はほとんどないでしょう。抜け毛がわずかに減るとかそんなレベルだと思います。
そもそも、頭皮に直接塗る育毛剤にほとんど効果がない(※リアップなどのミノキシジル配合の育毛剤には発毛効果がある)のに、温風を当てるだけのドライヤーに効果があるわけがありません。
本気で薄毛を改善させたい方には、下記の記事が参考になると思います。
【参考動画】
【安くスタイリッシュなドライヤー】
※参考サイト:
男性ホルモンの影響で起こるAGAの原因と脱毛のメカニズム | メディカルノート
記事の最終更新日:2021年9月15日