コロナ禍によるストレスや不安によりメンタルがやられている人も少なくないと思います。このため、メンタル的なダメージを抑えるために自分なりに対策を考えて実行することが大切です。個人的に重要だと思う対策は「ニュースを見る時間を減らす」、「見るニュースをよく選ぶ」ということです。
ニュースをあまり見ないようにした方が良いのはなぜか?
ニュースをあまり見ないようにするのが重要なのはなぜでしょうか?
簡単に言えば、多くのマスコミやメディアは、ニュースを通して人々の不安や怒りなどのネガティブな感情を煽っているからです。
不安だからニュースを見る→不安を煽られる→またニュースを見る→もっと不安を煽られる
という悪循環に陥ってしまい、メンタルがやられます。
また、心理学では「脳は主語を区別しない」ということがよく言われます。つまり、他者を批判する時、脳は自分で自分を批判していると認識し、ダメージを受ける可能性があるということです。
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ということは、マスコミの言うことをすべて真に受けて一緒になって怒りの気持ちを抱いたり批判したりしていると、知らず知らずのうちにメンタルが蝕まれてしまうということです。
もちろん、情報の収集は必要ですので全くニュースを見ないわけにはいかないかもしれませんが、その量や時間を制限したり、良質なニュースを選んだりすることが、コロナ禍にあって自分のメンタルを守るのに大切なのではないかと思います。
マスコミはなぜ煽るのか?
マスコミが人々の不安や怒りの気持ちを煽るのはなぜでしょうか?
それは、テレビであれば視聴率を獲得するため、ネットのニュース記事であればクリック数や登録者数を獲得するためでしょう。
マスコミも営利企業ですので、自分たちの経済的利益を考えています。もちろん、そこで働く個々の社員には別の信念をもって働いている人もいると思いますが、全体としてはやはり利潤の追求が目的となっており、視聴率稼ぎがかなり重要な事項とされているのでしょう。
そして、ポジティブな話題よりもネガティブな話題の反響の方が大きくて視聴率を稼げるので、人々の不安を煽るようなデータや映像、事例ばかり報道したり、政府や自治体やその他の「悪者(と仕立て上げた人)」をひたすら批判して怒りの気持ちを煽る報道したりすることが多いのだと思います。
コロナ問題だけではなく、他の事件やスキャンダルについても同様のことをやっていますね。「いくら有名人とはいえ個人をここまでバッシングする?」「言葉の一部だけ切り取って批判するのはどうなの?」「これってここまで大騒ぎすることなの?」というような疑問を持ったことがある人も多いのではないでしょうか。
また、最近個人的に気になるのは、ネットのニュース記事に「釣りタイトル」が多いということです。つまり、記事の中身とはバランスが取れていないような大袈裟なタイトルをわざと付けて興味を引いて多くの人にクリックさせているということです。今日も、そのような記事をクリックして後悔しました…。
こういうことがあると、マスコミに対してネガティブな感情が生まれますが、結局それも自分のメンタルにダメージを与えるので、そういう意味でもニュースをあまり見ないようにするのは大事だと思いますね…。
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記事の最終更新日:2021年1月18日