薄毛になりたいと考えている人は、ほとんどいないでしょう。誰も薄毛にはなりたくありません。男性が薄毛になる原因のほとんどはAGAです。では、AGAを発症して薄毛になると、どんなデメリットを経験することになるのでしょうか?
AGAって何?
そもそも、AGAって何のことでしょうか?
AGAとは「男性型脱毛症」のことで、男性の薄毛の人の9割以上はこのAGAにかかっていると言われています。つまり、薄毛の原因のほとんどはAGAであるということです。
では、人はなぜAGAを発症するのでしょうか?
AGAにかかっている人の頭皮の脱毛部には「DHT(ジヒドロテストステロン)」が高濃度にみられることから、これが薄毛の原因物質と考えられています。DHTは、男性ホルモンの「テストステロン」が毛の根元にある毛乳頭細胞で「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくことで発生してしまいます。
そして、このDHTが毛髪の成長期を極端に短くしてしまい細くて短い髪しか育たなくなり徐々に薄毛になっていくのです。
AGAにかかる人とそうではない人がいるのは、5αリダクターゼの分泌量と毛乳頭細胞のDHTの感受性の高さに個人差があるからです。また、5αリダクターゼの作用は加齢と共に強くなりますので、年齢が高くなるにつれてAGAの発症率は高まります。
AGAを発症して薄毛になるデメリット
AGAにかかって薄毛になると外見の魅力が減少するというデメリットが生じます。確かに、ハゲになってもカッコよくいられる人も少数ながらいますが、ほとんどの人は薄毛になると外見の魅力が下がるでしょう。
しかし、薄毛になるデメリットは、単なる外見の問題ではありません。外見が悪くなる(悪くなったことを意識する)ことで、精神的なダメージも受けることになります。
例えば、1995年のロンドン大学の薄毛男性182人を対象にした実験では、薄毛により下記のようなメンタル的なダメージが起こるという結果が出たそうです。
・自尊心が低下する
・うつ状態になりやすくなる
・内向的になる
・神経症的傾向が増加する
・感情が不安定になる
また、ウェールズ大学の薄毛男性1,000人を対象にした調査によると、薄毛になるとその後11年半にわたって人生の質(QOL)が低下していくそうです。
このように見ると、薄毛というのは多くの人にとって深刻な悩みであり、それがかなりの精神的なダメージにつながるということがわかります。そして、それが人生の質をも下げてしまう可能性があるのです。薄毛には大きなデメリットがあると言えるでしょう。
もちろん、薄毛を気にしないメンタルを持っているのであれば、それを気にしないという手もあります。しかし、そのような精神力を持っていない場合には、やはり人生の質を上げるという意味でも薄毛対策をするのは大切だと言えるかもしれません。
※参照元サイト:
本当に効果のある薄毛対策
幸い、医学の進歩により、今は薬などで薄毛を改善することが現実的に可能になっています。
医学的根拠のある薄毛対策で、特に勧められるのは、以下の2つです。
・フィナステリド/デュタステリド(処方薬/内服薬)
・ミノキシジル(市販薬/外用薬)
また、これら2つに加えて低出力レーザー照射の発毛効果も臨床試験によって確認されていますので、使用してみることができます。
ちなみに、フィナステリドやデュタステリドは、AGAクリニックなどで医師の診察を受けて処方を受けない限り国内で入手することはできません。ミノキシジル配合の外用薬は市販されています。「リアップ」が一番有名ですが、今はリアップの半額以下で買えるジェネリック商品が出ています。カルボは「ミノグロウ」を買いました。まとめ買いをすれば1カ月あたり3,000未満で済みます。
低出力レーザーも市販されています。一番有名で信頼度が高いのは「ヘアマックス(HairMax)」という製品です。臨床試験の結果もきちんと出しています。価格はそれなりにしますが、一度購入してしまえば何年も使えますので、長い目で見ればコスパは高いです。
◆おすすめのAGAクリニック
◆ミノグロウ/楽天市場
◆へマックスについての解説記事
育毛レーザー ヘアマックスは効果なし?臨床試験の結果から検証! - カルボの薄毛対策グッズ紹介所
薄毛対策をして、QOLを向上させていきましょう!
※参考文献:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
記事の最終更新日:2020年11月4日